TXT act:lovesick 9月3日大阪公演 感想

もしかしたらインターネットを泳いでいる中でこの文章を見つけた人がいるかもしれないので一応書いておくとこの記事は公演レポではないので、読んでも別にメンバーに関する有益な情報はないです、ごめんね。

 

 

 

 

初めてTXTを肉眼で見た。

私が彼らを好きになったのは未曾有のパンデミックが始まる直前で、まだニュースでコロナウイルスの最初の感染者が〜などと話していた頃だった。

produce101japanで推しが落ち、インターネットの海を彷徨っていた時に偶然SHINeeのヌナノムイェッポをカバーする彼らを見つけたのだ。

その頃私のメインジャンルはジャニーズだったので1ミリもその曲を知らなかったが、真摯な少年性があって本当によいパフォーマンスだった。一瞬でテスト前かつ推しが落ちたことでやさぐれにやさぐれた心の唯一の救いになった。

 

それをきっかけに、初めて韓国アイドルもといTXTを好きになったのだがなんせコロナ禍ゆえ現場がない。2、3年過ごす中で他にも好きなグループに出会ったり、自身の私生活で限界を迎えたりで最近はなかなか追えていなかったのだが、彼らが日本に来てコンサートをしてくれると聞いて、絶対に行きたいという熱意と共に申し込みをしていたら本当にたまたま運良くチケットを手に入れた。

私は自分が行きたい公演のチケットを自名義ではなかなか手に入れられない星に住んでいるので本当に、うれしかった。神様ありがとう。

 

 

当日会場に行ってみたら、若い子がいっぱいいてびっくりした。若くてエネルギーに満ち溢れた眩しい人間。しかもみんなおしゃれ。画面の中から出てきたみたい。

私はあさ4時起きで新幹線に乗り道に迷いながら死にかけの顔で会場に到着したので、多分半ば幽霊のようだったと思う。

 

今回たまたま神様がくれたチケットはステージサイド席の天井近くだったのだけれど、実際入ったらかなりちかかった。

事前に調べた情報だと仙台のセキスイアリーナと同じくらいのキャパのはずなのだが全然違った。実際登場してからも肉眼でちっこい顔の表情まで見えた。

 

そうだ、セットリストをメモしておく

0X1=LOVESONG (I Know I Love You)

Force

Blue Orangeade

Magic

𝗠𝗘𝗡𝗧

Ghosting
𝗩𝗖𝗥
New Rules
동물원을 빠져나온 퓨마(PUMA)
𝗠𝗘𝗡𝗧
What if I had been that PUMA
𝗠𝗘𝗡𝗧
LO$ER=LO♡ER
Trust Fund Baby
𝗩𝗖𝗥
ある日、頭からツノが生えた(CROWN)
Magic Island
9と4分の3番線で君を待つ(Run Away)

5時53分の空で見つけた君と僕
𝗩𝗖𝗥
Frost
Maze in the mirror
Eternally
𝗩𝗖𝗥
Can't You See Me?(世界が燃えてしまった夜、僕たちは...)
Opening Sequence
𝗩𝗖𝗥
Lonely Boy
君じゃない誰かの愛し方 (Ring) 
𝗠𝗘𝗡𝗧
Good Boy Gone Bad 

 

アンコール

Thursday's Child Has Far To Go

MOA Diary(Dubaddu Wari Wari)

MENT

sweat

 

 

正直、私がちゃんと追えていたのは夢の章まででカオスチャプターに入ってからは日本語曲と活動曲は追っていたもののそれ以外の曲はあまり名前と曲が一致していなかったので心配だったが、思っていたよりも夢の章の曲をやってくれて嬉しかった。

ブルオレが始まった瞬間に思わず声が出てしまったし、ニュールールズもエタナリもやってくれるなんて思ってなかった!本当にありがとう!!

オモプルから553までのところは確実に救いで、これから何度でも思い出すと思う。ステージサイド席だから、メンステのほとんどは端から1人2人がギリギリ見えるくらいだったけど、943などの最後に5人が並んで前で踊る瞬間だけは見えて、感動が増したのでよかった。

 

時間も経ってしまったので結構忘れてしまった。全編日本語で行われていたのだが、日本語でも彼らのまっすぐで距離をとりながら、でも正直でいてくれるありがたさみたいなものはかなり感じられた。

彼らにはYouTubeで芸人と言われるようなわかりやすく派手な面白さはないけれど、少しだけシュールで少しだけコミカルでいつも自分を大切にしている面白さがある。私はそこが大好き。

 

あと、公演全体を通してVCRが丁寧かつありえないレベルのやる気で作られていた。この一年kpopもジャニーズもいろんなコンサートを見に行ったが、ダントツで手がこんでいたし欲望も強かった。パンシヒョクってオーズの社長なみに欲望に正直だよな本当。

ずっとまどマギで、ずっとまどマギだった。枕投げをしているシーンとかヨンジュン(だった気がするが誰か覚えていない)が燃やされるみたいなシーンがあって、少年性への欲望の塊VCRだった。あんなもん地上に出回ったらまたHYBEは未成年の扱いが〜ってお小言食らうだろうな。ウケる、まあもう未成年いないんだけど…… あとガキ使のラストの爆発に追いかけられるシーンとかもあった

 

私はVCRのやる気があってこそと若干思ってるというか、VCRをあくまで観客の休憩時間にしない姿勢があってすごく嬉しかった。コンサート自体が一つの場で、演者の肉体と生きたパフォーマンスだけでなくそこに一貫したコンセプトやメッセージ性があるべきだという宗派に生きているので、自分がビッグヒットに感じたものは間違いではなかったのだなーと安心できた。SMTOWNとかNCTはその辺があわなかったから…

 

メンバーの印象はあんまり変わらなかった

ヨンジュンは本当に真摯な人間だと思う 

どのオタクにもまともに相手するし、相手されたオタクはだいたい奇声をあげてぶっ倒れている。アリーナから奇声が上がったらだいたいヨンジュンさんがなんかしてる。あと英語の発音が思ってたより良かった。映像で見る限り骨格ウェーブの足が長い版なのか骨格ストレートの細すぎ版なのかよく分かってなかったけど骨格ストレートぽい感じがあった。しらんが。

 

スビンは、白くてふわふわしていて人間が愛されるために必要なルックス全部集めてみましたみたいな感じだった。最初意外とデカくないなと思ってたけど木曜子供あたりでオーバーオールを着てきた瞬間にデカイデカイデカイデカイデカイ‼️‼️ってハリセンで目の前にあった柵殴りまくってしまった。白くてふわふわしていてデカくてもちもちしていて、そしてうさぎである。スビンのことを巨大うさぎと最初に形容した人間は特許をもらってもいいレベルでスビンはただしく巨大うさぎだった。あと日本語で話してる時もちょっと変人オーラただよっててかわいかった。

 

ボムギュは、画面越しでみているとイケメンなの?キュートなの?という感じだが、実際に見たらイケメン2000%です。ほんとに、イケメン。この世のイケメンという概念のトップに立つ男。美男子とか美形もただしいんだけど、イケメンという言葉が1番似合う。もちろん可愛さもあるんだけど、道端でめちゃくちゃかっこいい男とすれ違った時に五度見くらいしちゃうあの感じがあった。(お前しかしないよそれ)あと意外と肩幅広い。

 

てひょぴは、なんていうかほんとにそのまんまでてきた。上半身だけミシュランマンみたいな衣装きてきたときにめちゃくちゃ肩周りが分厚くてうわ!筋トレ!と思ったが、木曜子供でオーバーオールになった瞬間曲の雰囲気も相まって小学四年生になっていた。僕の日本語どうですかー?ってきいてたのもかわいかった。ロンリーボーイ後のメントで、ロンリーボーイを結構長尺で歌ってたんだけどすごく幸せそうに歌うもんだからなんだかニコニコしてしまった。そのあとモアの言いたいことわかります。スビンさんとボムギュさんのも聴きたいですよね?って無茶振りしたのに、2人に早くやったほうがいいんじゃないですか?みたいな罰ゲーム発言してたのがウケた

ちょっとませた親戚の子供みたいだった

 

ヒュニンカイは、でかいね。ヒュニンカイって普段あの可愛さによってデカさが無かったことにされてると思うんだけど実際見たらめっっっっっっちゃでかいね。分厚いし横にも広いし縦にもでかい。肉感もある。それでいてふわふわしている感じもあって、ほぼほぼIKEAにあるデカクマぬいぐるみだった。正直途中までスビンよりデカく見えたから確かに顔ははちゃめちゃに可愛いが、スビンはあの大きさの人間をあのように愛でることができるんだ…と若干コムタクチズ自体に恐怖を抱いた。

あとロンリーボーイのラップのピッチがよかった。ヒュニンカイのラップもっと聴きたいです。

 

5人のパフォーマンスやメント含め期待や想像を数倍上回っていてかなり泣けたコンサートだった。もうすぐ折り返し地点になると思うけど、絶対契約更新してほしいし、もっとアイドルとして生きる彼らがみたくなった。

彼らはアイドルとしての自分と普通の人間としての自分をくっきり分けて提示していて、そこが好きだ。今回のコンサートでもそれを十分に感じることができたし、今後もそうやってアイドルという職をあくまで自身の職として楽しみながら人からの視線を食べて生き生きと活動する彼らでいてほしいと一ファンとして願っている。

 

P.S.

ビッグヒットはあんなやる気あるVCR作るなら女に振られて落ち込んでないで夢の章の続きを見せろ。